2008年7月4日金曜日

7/4 Today アメリカ合衆国独立宣言(1776)

アメリカ独立宣言 - Wikipedia: "アメリカ独立宣言(-どくりつせんげん、The Unanimous Declaration of the thirteen United States of America)とは、イギリス(グレートブリテン王国)によって統治されていた13の植民地が、独立したことを宣言する文書である。1776年7月4日大陸会議(the Continental Congress)によって採択された。このため、7月4日はアメリカ合衆国の独立記念日として毎年盛大に祝われる。"
この内容は福沢諭吉が訳している。

学問ノススメ
江戸時代末期から明治時代にかけて、西欧文明が押し寄せてくるのに先立ち、福澤諭吉はその著書『西洋事情』で、「千七百七十六年第七月四日亜米利加十三州独立ノ檄文」としてアメリカ独立宣言の全文を和訳して紹介した。
天ノ人ヲ生スルハ、億兆皆同一轍ニテ之ニ附與スルニ動カス可カラサルノ通義ヲ以テス。即チ通義トハ人ノ自カラ生命ヲ保シ自由ヲ求メ幸福ヲ祈ルノ類ニテ他ヨリ如何トモス可ラサルモノナリ。人間ニ政府ヲ立ル所以ハ、此通義ヲ固クスルタメノ趣旨ニテ、政府タランモノハ其臣民ニ満足ヲ得セシメ初テ眞ニ権威アルト云フヘシ。政府ノ処置此趣旨ニ戻ルトキハ、則チ之ヲ変革シ、或ハ倒シテ更ニ此大趣旨ニ基キ人ノ安全幸福ヲ保ツヘキ新政府ヲ立ルモ亦人民ノ通義ナリ。是レ余輩ノ弁論ヲ俟タスシテ明了ナルヘシ

– 『西洋事情』初編 巻之二

「政府ノ処置此趣旨ニ戻ルトキハ、則チ之ヲ変革シ、或ハ倒シテ更ニ此大趣旨ニ基キ人ノ安全幸福ヲ保ツヘキ新政府ヲ立ルモ亦人民ノ通義ナリ。」という言葉が味わい深い。日本国憲法には残念ながらこういう規定はない(だいたいお上が自分に都合の悪いことを書くわけがないのだ)。しかし中国には昔からこういう思想があった。悪い天子は革命により滅ぼすべしというのが孔子さまの教え。米中はやっぱり似ている。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

グレートブリテンから自ずからの力で独立したのはアメリカだけですね。ところで、6月には毎年バンクーバーでインターナショナル ジャズ フェステイバルがあります、世界中からのミュージシャンの中で今年私がおおいに楽しみましたのはキューバからのでした。仮設舞台の広場の前の聴衆は熱狂して踊りまくつてました。1時間半休み無し物凄いバイタリテイーにみちた演奏に、アメリカから自ずからの力で独立したのも肯かれました。

Unknown さんのコメント...

竹馬さん、こんにちは。確かにアメリカさんのバイタリティーには感心します。あの「革命有理」の根本思想が「誰もが銃を保有する権利」になっているんですね。辟易もしますが立派なもんです。それに引き替えとは言わないですが、ニッポンでの革命家は源頼朝と大久保利通ぐらいか。空気が支配する社会はなかなか変わらない。